旧車のカスタムカーはオーナーの考え方が明確に出てカッコいい理由

レトロ

敢えて旧車のカスタムカーに乗っている人は、世界で1台しか存在しないユニークカーを保有しているという満足感があります。コンピューター制御されてカスタム可能な部位が限られている近年の車とは異なり、足回りがスカスカな旧車だからこそできる方向性のカスタムカーが数多く存在しています。日本国内ではソフトなカスタムカーが多いですが、海外まで視野を広げると驚くようなカスタムカーが多いことに気づくでしょう。海外でカッコいいとされているカスタムカーの方向性は、レストモッドとハイテックという路線です。

レストモッドは、旧車をレストアしつつ最新のパーツで変更を行うタイプのカスタムカーです。旧車が登場した当時には無かった技術をカスタムカーに搭載することで性能アップを図るといった狙いがあります。カスタムカーの多くがオリジナル要素を多く残しますが、レストモッドならばオリジナル性能を更にアップさせる方向性で組み上げるわけです。

一世を風靡した車

一方、ハイテックに関しては旧車の外観を残しつつ内部のパーツは最近のパーツに載せ替えて旧車の雰囲気を楽しみつつ性能には妥協しないというカスタムカーになります。エンジンごとそつくり載せ替えてしまい、外観のみが旧車をレストアした程度といった形ならば旧車ならではの故障率の高さとは無縁です。なぜなら、内部のパーツは新品パーツに載せ替えているからこそ、外観のみが旧車の味わいを残したカッコいい車という路線となるからです。